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環境活動

ヤマサ醤油株式会社は「社会に存在価値のある企業」を経営理念とし、公正で健全な事業活動を行い、お客様に安心いただける商品・サービスを提供し続けるとともに、社会ならびに環境保全に貢献するために誠実に取り組んでいます。

1. 環境への取り組み

企業活動に伴って生じる様々な環境への負荷を環境問題として捉えるとき、それに対する誠実な対応は企業の存続と発展にとって必須の条件です。環境問題は日々の企業活動から起こりうる極めて身近なものであり、企業や社員の意識、姿勢を反映して広く社会全体にかかわっています。

 
ヤマサ醤油株式会社は企業活動とは環境と調和の上に成り立つものである事を認識し、自然環境の保全に配慮するとともに全員の英知を集めて環境に対する負荷の低減のために自主的、積極的に行動します。

2. 環境への関わり

1)環境保全活動に自主的、継続的に取り組みます。

・水質汚濁の防止
工場からの排水は排水処理設備で浄化処理後に公共下水道や河川に放流しています。
排水の水質等は法定基準よりも厳しい自主基準を定めて管理し、水域の汚染防止に努めています。
・大気汚染の防止
工場では、ボイラー等の燃焼設備から排出されるばい煙、排ガス等による大気汚染を防止するために、適切な運転管理に努め、設備の定期点検・メンテナンス、ばい煙測定を定期的に実施しています。
・騒音対策
近隣の方に、騒音等で、ご迷惑をおかけしないように、敷地境界における騒音測定を定期的に実施しています。

「排水処理設備による工場排水の浄化」

「工場緑地の整備」

2)商品を開発するにあたり品質保持および環境に配慮した設計で取り組んでいます。

・ 鮮度ボトルの一部商品の容器を、従来のプラスチックから環境に配慮したリサイクルできるペットボトルに変更しました。ラベルがはがしやすいようミシン目を加え、使用後はキャップを外し容器の分別ができる「鮮度ecoボトル」です。
この「鮮度ecoボトル」は、開封後の鮮度保持期間が90日から120日まで延長し、おいしくお召し上がりいただける期間が延びることでフードロスの軽減も目指します。

3)資源の効率的利用、再利用に取り組んでいます。

・ヤマサ醤油では産業廃棄物を分別し、可能な限り減量化と再資源化に努めています。
・しょうゆ製造の副産物であるしょうゆ粕は家畜の飼料として再利用しています。
・しょうゆ油はボイラーの燃料等に使用しています。
・だし抽出後のかつお節、昆布等は家畜等の飼料及び肥料に再利用しています。

4)包装資材のリサイクルに取り組んでいます。

・原料、包装資材の納入の際に使われていた梱包資材を分別し再資源化しています。
・容器包装リサイクル法に基づき再商品化委託契約を結びリサイクルシステムに対応しています。

5)環境負荷の低い資材を優先的に購入するグリーン調達を推進しています。

・工場内の作業服、各種文房具類などから取り組み環境にやさしい素材の使用に努めています。

6) 工場のCO排出量の削減に取り組んでいます。

・CO排出量を削減するため、ボイラー燃料の大部分をA重油からLNGへ転換しました。
LNGボイラーは2008年より稼動中です。

LNG貯槽

LNG貯槽説明パネル

7)環境教育を実施しています。

・社内での環境意識を啓蒙するため定期的に社員研修を行っています。

3.社会貢献と地域との共栄、共存

1)フードバンク活動への支援を行っています。

・セカンドハーベスト・ジャパン様、フードバンクちば様の主旨に賛同し、
醤油・つゆ等の商品を定期的に提供させて頂いております。

2)地域の美化運動を推進しています。

・工場周辺の道路の清掃や公園のゴミ拾いを実施し、地域の美化活動に努めています。

3)小学校に出前授業を行っています。

・銚子市内の小学校に出前授業を行い、醤油の出来る工程をミニプラントで実際に体験して頂くとともに食育に関する教育を行っています。
近隣の中学校から生徒を受け入れる職場体験学習は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、一時中止しています。

出前授業風景

小学校に出張授業を行っています