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離乳食に調味料を使用する時に知っておきたいこと

 
調味料っていつごろから使い始めていいのでしょうか?
 
一般的には、離乳食を始めて3-4ヶ月経った離乳食後期頃から調味料を使い始めます。
 
調味料の使用開始のポイントは2つ。
ひとつめは、赤ちゃんの体の発達の状況に合わせること。
モグモグとしっかり顎が動かせる。
顎がしっかり動くことは、しっかり唾液が出ていることにつながり、消化が促進され、消化機能も発達していきます。赤ちゃんの内臓器官の発達に合わせて調味料も進めていくことが体に負担になりません。
 
ふたつめは、素材そのもののうま味や甘味、酸味などを十分に体験してから。
そもそも離乳食に凝った味付けは必要ありません。
海からとれるものを使えば自然に塩味がつきます。昆布だしやかつおだしも同じ…
調味料は、それを赤ちゃんがしっかり体験してからスタートすればいいのです。
 
離乳食を作る時の調味料の役割は何でしょうか?
 
料理のバリエーションが広がることはもちろん!他にもたくさん良いことがあります。
 
1、味の変化により食欲が増す。
2、食材の甘味や旨味を引き出すことができる。(塩)
3、香りを加える。(しょうゆや味噌)
4、肉質をやわらかくする(砂糖)
5、コクを加える(オイル)
 
ただし、その調味料の良さをお料理に最大限に活かせるように、できるだけ質の良いものを選びましょう。
 

 
最初に使ってよい調味料は?
 
基本は和の調味料からはじめましょう。しょうゆや味噌は発酵食品ですからね。
 


しょうゆ・味噌

酢・酒・みりん(大人お食事を取り分け出来るようになって自然に入っている分には使ってOK)
 
砂糖は甘味として使うのは1歳過ぎてからがおすすめですが、肉質をやわらかくするなどで使用するのであればカミカミ期頃から。
 
特に味の濃いソース等の調味料は、どんなものでも同じような味付けになってしまい、味覚の発達を妨げることにつながります。飽きがくることもしばしば。しょうゆなどのシンプルな調味料を使用し、素材本来の味で舌を育てていくことが大切です。