南桂子生誕110年記念「蝶の行方」展 前期:2021年4月10日(土)~6月6日(日)

後期:2021年6月12日(土)~8月9日(月・振休)

展覧会情報
会期

前期:2021年4月10日(土)~6月6日(日)
後期:2021年6月12日(土)~8月9日(月・振休)
※作品保護のため前後期で展示替えがあります

開館時間

11:00〜17:00(土日祝は10:00〜)、いずれも最終入館16:30

入館料

大人600円 大学・高校生400円 中学生以下無料

展覧会関連イベント

ナイトミュージアム

※当面の間、ナイトミュージアムは中止いたします。再開は、ホームページの新着情報、ツイッターでお知らせいたします。

20世紀後半、フランスで抒情溢れる作品を制作した銅版画家、南桂子(1911-2004)の生誕110年記念展を開催します。
南桂子は、富山県高岡市に生まれ、高等女学校時代から絵画や詩作に親しみました。戦後、東京に出て油彩画を発表する中で、後に20世紀を代表する銅版画家となる浜口陽三と出会い、銅版画の魅力を知ります。1953年にフランスへ旅立ち、現地で版画を学んだ後は、鳥、お城、女の子など童話のようなモチーフと、静かな色合いの作品を制作し続けました。作品はユニセフやニューヨーク近代美術館のクリスマスカードに採用され、今もなお世界中の人々に愛され続けています。

本展は南桂子の作品を初期から晩年まで、銅版画を中心に約50点(前後期で展示替えあり)、浜口陽三の作品10点の構成です。このほか、南桂子が集めたアクセサリーの数々を紹介します。透き通った石のネックレスや不思議な形のブローチは、ひとつひとつが個性に溢れ、作家の感性を映しています。
広い空を飛ぶ蝶や鳥は、異国の地で作品を生み出し続けた作家自身を連想させます。現代の人々に心地よく寄り添い続ける線や色をゆっくりとご鑑賞ください。

 

 


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