浜口陽三、ブルーノ・マトン展 ― ひとつ先の扉 2022年1月15日~4月3日

展覧会情報
会期

2022年1月15日(土)~4月3日(日)

開館時間

11:00〜17:00 土日祝は10:00~
(最終入館16:30)

入館料

大人 600円 大学、高校生 400円 中学生以下 無料

主催

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

後援

在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本

展覧会関連イベント

銅版画体験教室

2021年1月29日(土)30日(日)
①10:30-13:30 ②14:30-17:30 定員 各10名
講師:江本 創 参加費:入館料+1800円(材料費)
※参加申込は電話にて1/22(土)より受付

扉の中の絵とことば

2021年3月6日(日)午前、午後
絵と言葉を綴じ込んで小さな本をつくります。
講師:本間 あずさ(空想製本家)
※参加申込日程は、ホームページとSNSでお知らせします。

浜口陽三(1909~2000)は、フランスで新しい銅版画技術を開拓し、20世紀後半を代表する銅版画家として活躍しました。作品には柔らかな空間が広がり、永遠の時間が流れているかのようです。本展ではその浜口作品と共に、日本の芸術・文化に親しんだフランスの画家の一人、ブルーノ・マトン(1938~2020)の銅版画を紹介します。

ブルーノはパリの映画学校を卒業後、短編映画を手がけましたが、より直接的に表現を追い求める決意をして銅版画を学びます。その後、版画や油彩画、アクリル画などを発表しながら、美術評論を続け、短編小説も出版しました。90年代以降は日本を度々訪れ、「手に思考が宿る」日本の工芸に、西洋の芸術にはない可能性を見出しています。彼は、銅版画のプロセス自体が芸術であると捉え、知的な表現を試みました。例えば「隠された音叉」シリーズでは、作家の問いかけやまなざしが、作品に柔らかに刷り込まれています。物静かで饒舌、繊細でユーモアのある作家の内面も一つの要素となり、銅版画と鑑賞者に対話が生まれます。シンプルに見える線のシリーズは、イメージを超える新しい次元を求めて思索した時期の作品です。見る人の想像をくすぐり、心を象ります。展示にあたり、詩人の大岡亜紀氏、谷川俊太郎氏に、作品から浮かぶ言葉を書いていただきました。ご自身のイメージと合せて心と遊ぶ、参加型の展示をいたします。

銅版画には、油彩画や水墨画とは異なる表現の深さがあります。二人の作品はベクトルが違うものの、静かな引き潮のように、私たちの中にある感覚を遠くへと導き、星の光のように、その先の世界を照らします。浜口作品約20点、ブルーノ作品約50点の構成です。

 


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