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「まずは本物の作品を観てみましょう」と上原さん。会場をぐるっと一回りして、ひとりひとり、展示作品の色や形と向き合います。

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モビールは「鳥と木」「舟と魚」の２種類。豊富な色紙から自分好みの組み合わせを考えます。迷いながらも楽しそうに選ぶお子さんの様子が印象的でした。

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型紙に合わせて太陽、木、鳥、魚、舟などのモチーフを順番に切っていきます。「魚の尾ひれなど細かい部分は好きに切っていいですよ」と上原さん。

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同じ形に切った紙を2枚重ねてホチキスで止め、ひらくことで立体感がうまれるのですね。「三角がたくさん！」と楽しそうな声も聞こえました。組み合わせるとグラデーションが綺麗な木の形に。

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最後は好きな色の糸を選び、ボンドでつけます。ここを丁寧にすると仕上りが綺麗に。難しいところはお母さんに手伝ってもらいます。糸をつけたボンドが乾いたら実際に吊り下げてバランスを調整し、完成です。

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みなさんのモビールを並べて観賞会。同じモチーフを選んでも、色が違ったり、お魚に顔があったり、別なモチーフが加えられてたり！楽しく集中した時間と、自分だけの手づくりモビールは宝物ですね。

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上原さんが制作したサンプル4種類から1点選び、制作します。南作品から飛び出してきたような繊細なモビール達に参加者のみなさんも感激。迷いながらも１つに決めて、紙の色を選びます。

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上原さんが用意してくださった豊富な色紙。「南さんの作品は例えばグリーンでも様々な色調があるので色選びの参考にもなります。」とのこと。少し厚手の紙がモビールにはおすすめだそうです。

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型紙と色紙をホチキスで合わせ、モチーフを切り抜いていきます。細かい作業にみなさん無心で手を動かすひと時。「多少のズレなどはご愛敬、手仕事のあじになりますよ！」上原さんの励ましに会場も和みます。

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南作品の細かい線をイメージしてモビールにも細工を。このひと手間を加えることでニュアンスが出て個性も引き立つのですね。カッターの刃はこまめに替えることで効率もアップ。

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バランスをみて組み合わせていき、最後の仕上げ。例えば土台が木の場合、葉っぱや鳥を表から付けたり裏から付けたり変化出すと立体になったときに表情が出るそう。

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完成したモビールが風に揺らぐ様子は、繊細な切り込みから光がちらちらと見え、花も鳥も葉っぱもまるで命が吹き込まれたかのように愛おしく感じました。ご自宅に飾るのが楽しみですね。