冬の浜口陽三展 色彩のカーテン 濱田祐史、浦佐和子の作品とともに 2016年12月6日(火)~ 2017年2月12日(日)

展覧会情報
会期

2016年12月6日(火)~ 2017年2月12日(日)

休館日

月曜日(1/9をのぞく)、冬期休館12/26(月) ~ 1/6(金) 、1/10(火)、1/28(土)

※12/23(金・祝)はワークショップ開催のため1階展示室が観賞しにくくなります。
※1/28(土)はギャラリートークのため、ご予約者のみの入館となります。
※休館日、開館時間、出品作品等は都合により変更する場合があります。

開館時間

平日11:00~17:00・土日祝10:00~17:00 (最終入館16:30まで)
《ナイトミュージアム:会期中、第1・3金曜の20:00まで開館/最終入館19:30》

入館料

大人600円、大学・高校生400円、中学生以下無料

展覧会関連イベント

●ギャラリートーク

本展出品作家である濱田祐史氏、浦佐和子氏をお招きし、
制作にまつわるお話をうかがいます。トーク終了後はささやかなお茶会を開催します。

出 演 - 浦佐和子、濱田祐史
日 時 - 2017年1月28日(土)
      開場受付開始 13:30~
      14:30~15:30ギャラリートーク
      16:00~17:00お茶会とご歓談、自由鑑賞の時間
定 員 - 60名ほど
参加費 - 入館料+300円
申 込 - 12月13日(火)12:00~電話にて受付開始。(先着順)

●ワークショップ「絹と出会うアクセサリー」

半透明な絹の布の重なりを楽しみながら絞り染め、型染めでアクセサリーを作ります。
含みのある華やかさや、いのちといのちの物語を感じるアクセサリーです。
講 師 - 寺村サチコ (テキスタイルアーティスト)
日 時 - 2016年12月23日(金・祝)
      【午前の回】  10 : 30 ~12 : 30  
      【午後の回】  14 : 30 ~16 : 30
定 員 - 各回12名 
持ち物 - あればエプロン、雑巾
参加費 - 1200円(入館料込)
申 込 - 11月22日(火)12:00~電話にて受付開始。(先着順)
※お申し込み後、直前でのキャンセルはご遠慮ください。

●ナイトミュージアム 第1・3金曜日は夜8時まで開館

ご好評につき、ナイトミュージアムを開催いたします。
本展覧会中、第1・3金曜日は20:00まで延長して開館。お仕事帰り、学校のあとにもゆっくり美術館を楽しんでいただけます。
*第1・3金曜…12/16、1/20、2/3
*最終入館、カフェラストオーダーともに19:30

繊細な色彩に焦点をあてた浜口陽三の銅版画展を開催します。
浜口陽三(1909-2000)は戦後パリに定住して本格的に銅版画制作をはじめ、ほどなく国際的に認められる芸術家となりました。浜口は黒の濃淡を細やかに表現する銅版画技法「メゾチント」を独自に習得し、色版を重ねて刷る「カラーメゾチント」へと発展させたことで知られています。
カラ―メゾチントは基本的に黄、赤、青、黒の4 つの版をつくり、それを一枚の紙に重ねて刷ることによってひとつの作品を完成させます。現在のカラー印刷に使われる発色方法と仕組みこそ同じですが、浜口が時間をかけて銅に刻む手加減によって、光と闇を併せ持つ粒子のような、柔らかい色彩のニュアンスが生まれます。
浜口作品に加え、本展では小企画として現代の二人のアーティストの作品を紹介します。実験的な作品を次々発表している写真家・濱田祐史(1979-)の「C / M / Y」シリーズは、複数の写真の色層を水の中で分解して取り出し、紙に重ね合わせることで再構築しています。研ぎ澄まされた感性のもとで瞬時にめぐり合わされた色と形はドラマを内包し、手作業の痕跡も魅力の一部となっています。
ヘルシンキ在住のテキスタイルアーティスト・浦佐和子(1986-)のドローイングは、自然の美や記憶の中の風景をテーマとし、多くがテキスタイルに使われています。質感の異なったクレヨンを2~3層塗り重ねてから、爪楊枝でひっかいて線や点を描く手法は、銅版画の彫る作業に重なるところがあります。一本一本の線に息吹があり、北欧の風や大地、そのはるかな先に続くような作品です。
色のかさなりから生まれるそれぞれの物語をどうぞご鑑賞ください。

1階会場風景

濱田祐史 「C / M / Y」シリーズ展示風景

浦佐和子ドローイング作品展示風景

地下会場風景


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