浜口陽三の世界 柔らかな光と闇 ~浜口陽三とフランス文学者、柏倉康夫氏との対談より~ 2023年2月11日(土・祝)~5月7日(日)

展覧会情報
会期

2023年2月11日(土・祝)~5月7日(日)

開館時間

11:00〜17:00 土日祝は10:00~(最終入館閉館30分前)
〈ナイトミュージアム〉毎月第1・3金曜日20:00まで開館

入館料

大人 600円 大学、高校生 400円 中学生以下 無料

展覧会関連イベント

銅版画教室

日時:3/12(日)
時間:午前の部 10:00~13:00 午後の部 14:00~17:00
講師: 江本創(美術家) 
定員: 各10名
参加費: 1800円+入館料 
受付: 2/12(日)12時より電話にて

浜口陽三は2 0 世紀後半を代表する銅版画家です。この展覧会は、本人の回想をもとに、創作の秘密の一端をひもときます。
1930年、浜口は東京美術学校の彫塑科を退学し、国際芸術都市パリに赴きました。その地で油彩画や水彩画を試みますが、第二次世界大戦勃発のためやむなく帰国し、戦後、4 0 歳を過ぎる頃、はじめて銅版画に本格的に取り組みはじめます。その後、再びパリに渡ると版画家としての道を一気に切り開きました。生前、自作について饒舌には語らなかった浜口陽三ですが、1987年、東京で行われたインタビューの朗らかな対話からは、静かな作品が、いつも柔らかな発想と探究心に支えられていたことが浮かび上がってきます。聞き手は、NHK特派員として7年間パリに住み、作家と交流のあったフランス文学者、柏倉康夫氏です。
11年前に展覧会でとりあげたインタビューを、その後、発見された作品や資料を加え、新たな角度から紹介します。

 

 

柏倉康夫

1939年東京生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業。NHK解説主幹。京都大学大学院文学研究科教授を経て、放送大学教授・副学長・付属図書館長。現在同大学名誉教授。京都大学博士(文学)。フランス共和国国家功労勲章シュバリエを叙勲。主な著訳書に、『生成するマラルメ』(青土社、2005年)、『評伝 梶井基次郎―視ること、それはもうなにかなのだ』(左右社、2010年)、『思い出しておくれ、幸せだった日々を 評伝ジャック・プレヴェール』(左右社、2011年)、ジャン=リュック・ステンメッツ『マラルメ伝―絶対と日々』(共訳、筑摩書房、2004年)、ステファヌ・マラルメ『詩集』、『賽の一振り』(共に月曜社、2018年、2022年)など


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