美術館通信vol.56  ワークショップ「色と線の重なり」 2019年3月10日(日)

イベント情報
講 師

クワバラマキコ
(手描友禅職人・染め工房 造舎)

日 時

2019年3月10日(日)

時 間

【午前】10:30 - 12:30
【午後】14:00 - 16:00

参加費

2,000円+入館料

持ち物

汚れてもいい服装もしくはエプロン

申 込

2019年2月5日(火)12:00より
電話にて受付開始(先着順)

備 考

*10歳以下のお子様は必ず保護者同伴で
 ご参加ください。

終了しました

手描き友禅の技法を用いて制作を行います。
友禅染めで使用される、糸目糊と呼ばれる細い線の表現は、南桂子の作品
にも通じる趣があります。

 


『南桂子展 コト、コト。コトリ。』の展覧会関連イベントとして、友禅染めのワークショップを開催しました。
講師には、手描友禅職人(染め工房 造舎)のクワバラマキコ先生をお迎えしました。
友禅染めとは、防染用の糊で模様の輪郭を描き、染料で彩色を施す日本の代表的な染色技法のひとつです。
今回のワークショップでは、友禅染めの数ある工程のうち、主に友禅(色を差す工程)と、仕上げを体験しました。
【今回は、特別に南桂子の作品から2種類《花の籠》(1955)、《赤い魚》(1964)の下絵を用意しました】

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まずは先生から、基本的な色の差し方を教わります。
糊で描かれた輪郭線の内側からはみ出すことがないように色を置いたり、色の濃淡を使って布の上でグラデーションを作ったり……。
いざ実践してみると、絵の具を使って紙に色を塗る感覚とは違った顔料のにじみ方に驚かされます。
朗らかな先生のアドバイスを受けながら、和やかに、時に黙々と制作を続け、仕上げに金色の糊で、思い思いの装飾を施して完成です。
下絵は2種類でしたが、色遣いによって、どれも違った印象の作品が完成しました。
(午前と午後の2回のうちの一部を写真でご紹介いたします)



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