TGplus

はじめに / 特長 / 効能・効果 / 測定原理/臨床的有用性 / 包装単位・製品コード / 主要文献

はじめに
 サイログロブンリン(Tg)は、甲状腺ホルモンの前駆体として甲状腺細胞で合成され、ろ胞内に貯蔵される糖蛋白質です。血清Tg濃度は、TSHおよびTSH受容体抗体による甲状腺刺激や甲状腺組織破壊などによって増加します。そのため、血清中Tg濃度の測定は、バセドウ病の治療、寛解の指標および甲状腺腫瘍の診断や術後経過観察に有用とされています。
 DYNOtest TG-pluSキット「ヤマサ」は固相サンドイッチ法により血清中のTgを定量するキットです。試験管固相法を使用しているため、B/F分離が容易であり、大量の検体処理に適しています。


特長
・固相抗体としてポリクローナル抗Tg抗体を使用しているため、高い感度と特異性でTgを定量します。
・内在性抗Tg抗体などの影響を制御しています。
・2ステップアッセイであるため、フック現象によるTg高濃度検体の測定異常がありません。


効能・効果
血清中のサイログロブリンの測定


測定原理
本キットは固相サンドイッチ法にて血清中Tgを測定するキットです。
試験管に固相化された抗サイログロブリン抗体と血清中Tgが結合し、洗浄の操作により過剰Tgがある場合は除去されます。次に125I標識抗Tg抗体を反応させます。すなわち、反応終了後試験管の放射能を測定した場合、検体中Tg量が多いほどカウント数(cpm)は高くなります。
TGplus原理

臨床的有用性
 甲状腺癌患者で血清抗Tg抗体が陽性であった62例のうち、再発もしくは転移が確認された38例では、28例(73.7%)でTgが陽性となりました。一方、甲状腺組織に症状が見られなかった24例では20例(83.3%)がTg陰性となりました。
 また、抗Tg抗体が陰性であった甲状腺癌患者26例では、再発した21例中20例(95.2%)がTg陽性となり、再発しなかった5例のうち4例(80%)は陰性となりました。


包装単位・製品コード
1キット 100テスト用
製品コード:YSI-7774


主要文献
1. Black EG.. et al.: Clin. Endcrinology. 35:519,1991
2. Ozata M. et al.: J. Clin. Endocrinol. Metab. 79:98,1994