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はじめに
 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は、下垂体前葉から分泌されるアミノ酸39個(分子量約4500)からなるペプタイドホルモンです。ACTHは、副腎皮質におけるステロイドの生産分泌に重要な役割を担っており、クッシング症候群や異所性ACTH産生腫瘍患者の血中濃度は高値を示し、下垂体機能低下症や副腎腫瘍によるクッシング症候群では低値を示します。これら疾患の判定にはコルチゾール検査とACTH検査が併用されます。またインスリン負荷試験、CRHテスト、リジン・バソプレシン負荷、メトロピンテスト、デキサメサゾン抑制試験など各種負荷試験の判定の際にも用いられます。


特長
・測定系にタンパク質分解酵素阻害剤を添加しており、内在性酵素によるACTH分解の影響を受けずに測定ができます。
・血漿中の各種ACTH類似ペプダイドの影響を受けない、2ステップ-IRMA法であり、血漿中ACTHを特異性高く測定できます。
・血漿中ACTHを4時間で測定できます。


効能・効果
血漿中のACTHの測定


測定原理
本キットは、ヒトACTH(15-21)およびヒトACTH(34-39)に対するマウスモノクローナル抗体を用いた2ステップ-IRMA法です。試験管に固相化された抗ヒトACTH(15-21)抗体が血漿中ACTHと結合し、洗浄後ヨード標識抗ヒトACTH(34-39)抗体を反応させ、試験管内の放射能量(cpm)を測定することで血漿中ACTH量を算出します。


基本性能
(1)測定範囲
1.2〜1500pg/mL。
(2)妨害物質の影響
下記の成分は本キットの測定値に影響を与えません。

(3)他社キットとの相関
本キットと他社キットで同一の検体を測定したところ、相関係数0.991と良好な相関が認められました。



包装単位・製品コード
1キット 100テスト用
製品コード:YSI-7779


主要文献
1. Schoneshofer M et al. J. Clin. Chem 27:1875-1877,1981
2. Belanger A et al.. J Immunoassay 7:37-55, 1986