はじめに / キットの特徴 / 測定原理 / 試料の調整
生化学分野で / 製品コード / 参考文献

はじめに
ヤマサL - グルタミン酸測定キットは、ヤマサが日本古来のこうじ式培養法で発見したL - グルタミン酸だけに作用する新しい耐熱性酵素「L - グルタミン酸オキシターゼ」を応用したものです。
検体中のL - グルタミン酸含有量を簡単に測定することができます。
従来のL - グルタミン酸脱炭酸酵素や脱水素酵素を用いた方法にくらべて、操作が極めて簡単です。
特別な分析技術を持たない方でも、フォトメータを操作するだけで正確に定量できます。

キットの特徴
 本キットは、ヤマサが我が国古来のこうじ式培養法によって発見した、L - グルタミン酸だけに作用する新しい耐熱性酵素、L - グルタミン酸オキシダーゼを応用したものです。L - グルタミン酸脱炭酸酵素やL - グルタミン酸脱水素酵素を用いる従来法に比べ、極めて簡単な操作でL - グルタミン酸の定量ができます。
 また、反応液は短時間で青く発色しますから、フォトメータで定量する前に目視でおおよその量を推定できます。
 各種食品工場での製造管理および品質管理におけるL - グルタミン酸のルーチン分析に、ヤマサL - グルタミン酸測定キットを是非お役立て下さい。
 生化学分野では、試料中のL - グルタミン酸定量はもちろん、L - グルタミン酸が関与する種々の酵素の活性測定に応用することができます。例えば、トランスアミナーゼ、ペプチダーゼ、グルタミナーゼなどの酵素活性測定が可能です(参考文献:2、3)。

測定原理
L - グルタミン酸をL - グルタミン酸オキシダーゼで酸化すると、過酸化水素が生成します。
この過酸化水素を4 - アミノアンチピリン(4-AA)とDAOSを基質とするパーオキシダーゼ反応で青色色素に導き、これを比色定量します。


試料の調整
 L - グルタミン酸の濃度が10mg〜500mg/Lの範囲で可能ですがなるべく試料を標準液と同程度かやや薄めの濃度(50〜100mg/L )になるように希釈してください。試料の希釈倍率を高めることにより、ビタミンCなどの発色阻害物質の影響が除去されます。しょうゆの場合、250倍希釈が適当です。
 チーズ、ソーセージなどの固形食品は細断して、10〜20倍量の精製水、またはリン酸緩衝液を加えミキサーにかけます。
 冷却してロ紙ロ過を行ない、ロ液を精製水で2〜5倍に希釈して試料とします。除蛋白操作の必要はありません。なお濁りがひどい場合には、遠心分離や、再度のロ紙ロ過を行って下さい。
 最終的に希釈した試料(L - グルタミン酸として100mg/L 程度)にビタミンCが5mg/L)以上存在すると、発色が阻害されます。
 従ってビタミンCが多量に入っている試料は適当な前処理が必要です。

生化学分野で
 L - グルタミン酸が関与する酵素の種類は非常に多く、酵素活性の測定など、L - グルタミン酸を測定する機会は増えています。
1. 試料中のL - グルタミン酸定量が簡単にできます。
2. L - グルタミン酸が関与する種々の酵素の活性測定に応用できます。
例:トランスアミナーゼ、ペプチダーゼ、グルタミナーゼなどの酵素活性測定
3. 他の酵素反応と組み合わせることにより、種々の物質の定量にも応用が可能です。
例:グルタミン酸デヒドロゲナーゼと組み合わせることによるアンモニアや
  NAD(p)Hの定量

製品コード
製品コード:7171

参考文献
1. H.Kusakabe et al.: Agric. Biol. Chem., 47(6);1323,1983
2. 山内 寛 他 : 日本醤油研究所雑誌、13(1);8,1987
3. H.Kusakabe et al.: Agric. Biol. Chem., 48(1);181,1984
4. H.Kusakabe et al.: Agric. Biol. Chem., 48(5);1357,1984
5. 田中秀夫 : フードケミカル、3(11);135,1987