オーダーメイドのウェッブフローリストユニット「geckou」の高沢祥子さん（中央）を講師にお招きしました。
定期的に遊び心満載のワークショップを開催されています。

あらかじめ個々に選んでおいたアルファベットを土台に、モス（苔）と色見（花）でアレンジメントします。モスを基調に色はワンポイントとして効かせます。
「イメージを膨らませて、好きなように配置しましょう」と高沢先生。プリザーブド加工された苔とドライフラワー、プリザーブドフラワーを使用します。

まずワンポイントとなる花選び。シンプルに同系色でまとめたり、色どり豊かにしたり、それぞれの個性が光ります。
いざアルファベットに乗せてみると想定よりも花びらが大きく感じることもあり、組み合わせに試行錯誤。配置する場所によっても印象がぐっと変わります。

今回先生にご用意いただいた花たち。浜口陽三をイメージしたスモーキーな色見を選んでくださいました。マスタードイエローの紫陽花、紫の松ぼっくり、ピンクやブルーのデイジー、グレーのボタンフラワーなど。
ひときわ香りを放っていたのは春菊でした。どれも使いたくなりますね。

ワイヤー（Ｕピン）を使って花を押さえます。モスと花を交互に挿していき、パズルのように面を埋めて成形していきます。
「モスは巻きずしをつくるように、具（モス）をご飯に乗せるように」と、ユニークな例えで説明。松ぼっくりはワイヤーをうろこに絡めて挿します。

作業に慣れてくると徐々に手も早く。少し離れて上から横から角度を変えて見てみましょう。隙間にモスを足して調整です。先生にアドヴァイスをもらいながら最終的な配置をしていきます。

完成した作品を並べて。
風通しの良いところに置いて湿気には要注意とのこと。
色は褪せていきますが、落ちないそうですので長く楽しむことができますね。